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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「口は禍 (わざわい) の門 (かど) 」とは?
不用意な発言は身を滅ぼす要因になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒めですね。「門」は「もん」とも読みます。でも、「口は災いの元」の方が一般的でしょうか。
何気なく言った言葉が元で災難を招き、身を滅ぼすこともあるから、ものを言うときには慎重に言うべきだという意味です。
『古今事文類集・後集』に「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり(うかつなことを言うと禍が起きる、舌は槍よりも多く身を傷つける)」とあるのに基づくそうです。
ポロッと言ってしまう不始末…
古来、類義の言葉は、「言わぬが花」「物言えば唇寒し秋の風」「雉も鳴かずば打たれまい」「沈黙は金、雄弁は銀」などたくさんあります。
つまり、昔から言葉で失敗した例がたくさんあるということでしょう。
ついつい本音が出て、人の欠点を批判したり、思わず自分の長所を自慢したりした後は、必ず言わなきゃよかったという自責の念にとらわれるものです。
口を開くと秋の冷たい風が唇に触れて、寒々とした気分になることから、「物言えば唇寒し秋の風」と言われるようになったそうです。
まあ、そうした舌を噛みたくなるような失敗をいくつも経験して、人生の年輪を重ねると、言わないでもいいことは言わなくなってくるはずです。
でも、時々いるんですよね…それなりの年配の方が、配慮に欠ける発言をすることが。
そんな時は、そうした発言をした人を反面教師にして、自分を戒めることですかね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.6.20記)